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下肢静脈瘤とは

はじめに

長年、足でお悩みではないですか?1-1
足が疲れやすい、むくむ、だるいなどの症状はありませんか?
下肢(太もも、ふくらはぎ、すねなど)に、血管が瘤(こぶ)のように膨れていたり、浮き出て見えるようなことはありませんか?
それは、おそらく『下肢静脈瘤』です。治療にともなう痛みも意外と少なく、簡単に治る病気です。
一人で悩まず、思いきって治療しましょう。その後の人生、とても足が楽になります。

下肢静脈瘤の原因

下肢の静脈には筋肉よりも内側を走行する「深部静脈」と皮膚と筋肉の間を走る「表在静脈」があります。静脈瘤ができるのは皮膚に近い「表在静脈」です。
下肢の静脈には動脈とは違い血流が重力によって足先へ逆流しないように弁(バルブ)がついています。それらの弁が壊れると正しく閉じなくなり、血流の逆流が起こってしまい、うっ血が生じて血管の拡張や蛇行することによって瘤(こぶ)ができます。これが下肢静脈瘤です。下肢静脈瘤があると、足の血液循環が悪くなっているので、足のむくみや痛み、さらに悪化してしまうと色素沈着や皮膚の潰瘍などの症状が出てきます。

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 静脈弁のはたらき

弁があることで、重力により下がって来る血液を止める作業をし血液は下から上への心臓へ向かう一方通行の流れを保っています。

静脈瘤のできかた

弁が正常に働かないと、血液は逆流し、足に血液が溜まり、その結果、静脈が膨れて、静脈瘤ができてきます。

下肢静脈瘤が発生しやすい方の特徴

下肢静脈瘤は男女問わず起こる疾患ですが、男性より女性に多く見られます。(男性の約2~3倍と言われています)。女性の場合、妊娠すると腹圧が高くなり、下肢からの血液の流れが障害され、下肢の静脈の圧力が高くなってしまいます。その結果、逆流防止弁に負担がかかり、壊れてしまいます。また、長時間の立ち仕事(美容師、調理師、販売員など)に従事する方に非常に多く、また年齢とともに進行しやすくなります。肥満、高血圧、糖尿病の方なども注意が必要です。また、遺伝的関与もあり、家族や親戚に静脈瘤のある方に起こりやすいと言われています。

下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤には多くのいろいろな症状があります。どのような症状が出るかは人によって違います。だるい、重い、痛い、疲れやすい、浮腫む、足がつるといった症状が多く、冷える、火照るといった症状が出る場合もあります。そして、進行すると皮膚のかゆみや皮膚硬結(皮膚が硬くなること)、湿疹などが出てきて、最終的には皮膚が黒くなり潰瘍ができてボロボロになってしまいます。

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下肢静脈瘤の種類

下肢静脈瘤の種類は大別して以下の4つに分けられます。

伏在静脈瘤

足の表面近くにある静脈のうち、本幹となる太い血管が「伏在静脈」です。こぶのように拡張した状態を伏在静脈瘤といいます。

側枝静脈瘤

伏在静脈瘤より枝分かれした、さらに先の部分が、拡張してきたものです。通常、膝から下の部分に見られます。

網目状静脈瘤

径2~3mmの、皮膚の直下の小さな静脈の拡張で、網の目状の広がりを示します。比較的鮮明な青色となります。

クモの巣状静脈瘤

皮膚の表面(表皮)の下の、径0.1~1.0mmの極めて細い血管が拡張したものです。盛り上がりが少なく、赤紫色になります。

下肢静脈瘤の検査方法は?

基本的に下肢静脈瘤の診断につらいとか痛いといった検査は必要ありません。 視診・触診による診断をより確実にするために、まずは①ドプラ検査、②超音波検査などの非侵襲的な検査(痛くない検査)を行い、また必要があれば、③下肢静脈撮影を施行します。以下に、主な検査方法を紹介します。

ドプラ検査

皮膚の上から超音波をあてて、血液の流れる音の大きさや長さで血液の逆流の有無を調べる検査です。簡単で痛みのまったくない検査です。1分程度で終わります。

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超音波検査(カラードプラ検査)

超音波を当て、血流の方向を観察したり、血管の大きさや走行・逆流の有無を観察する検査です。少し時間はかかりますが、簡単で痛みはまったくありません。

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下肢静脈造影(レントゲン検査)

足の甲の静脈から造影剤を注入し、レントゲンで撮影します。まれに造影剤によるアレルギーが起こることがありますが、下肢の静脈を正確にみることができる検査方法です。ただし、最近ではこの検査が必要になる方は100人に1人くらいです。
その他に、手術やレーザー治療を行うことになった場合は、採血検査、心電図、胸部レントゲン撮影などを行います。

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